2000年の ホントの事なんて言えない
(dash)
            


2000/06/28  「キックボード狂想曲」

              

当サイトが自信をもってお届けする、最新トレンド情報。
今回は、若者を中心にいまだ大人気の「キックボード」
人気のある間に次の事を考えるのは、今や常識。
そこで、キックボードの最新情報を、流行りもの好きの皆様へ。
さて、2匹めのどじょうはいるのか?

         

      
[キックボード2]
   

キックボードの弱点である「不安定さ」と「疲労度の高さ」を大胆に改善。まず、直進性と安定感を高める為、前後ともタイヤのサイズを25〜27インチにサイズアップ。さらに足で地面を蹴るという効率の悪い動力に変え、足でペダルを回転させ、そのエネルギーをてこの原理で増大させ、チェーンを使ってタイヤを回す方式に変更。そして、小形の座席まで搭載し疲労度は大幅に減少。左右に伸びたバーで旋回する為、操縦はより簡単に。夜間走行用のライトや買い物用かご等、オプションも豊富。いいことばかりのキックボード2だが、携帯性は諦めた方が良さそうである。アメリカでは「バーイサイクル」という名で大ブレイク中だとか。この夏、日本上陸と共にブレイクする事間違いなし。要チェックだ。
        

[電動キックボード]
        

こちらは、今までのキックボードを電気の力で動かそうというもの。日本の家電メーカー各社が急ピッチで開発中だ。当サイトは某家電メーカーの試作品を極秘ルートで手に入れた。形状は従来のキックボードと、ほぼ変更なし(写真参照)。AC電源が必要な為、屋外での利用は難しそう。搭乗はコツが必要で、乗るというよりも、なんとか乗っかる、僕乗れてる?ねえ乗れてる?といった感じか。スイッチを入れるとけたたましい騒音と共に、ボード下部が外部の空気を吸引しだした。試作品だけに、走行は無理な様子。発売までにこのあたりは改善してくるだろう。

某家電メーカー広報部:白石氏のコメント「現段階では発売日は未定です。空気を吸引するという問題ですが、開発部によると床のチリやゴミ等を吸込み、部屋が綺麗になる、といった思わぬ効果があったそうです。今後、より強力にゴミが吸込めるよう開発を進めていく予定です。ご期待下さい」

     
[キックホーキ]
        

100円ショップでお馴染みのダイソーが、6月から家庭用ほうきをキックホーキとして売り出した所、製造が追い付かない程の大人気。上に乗って進む事は出来ないが、マタに挟んで楽し気に歩く事が、若者の間で流行中だとか。そして、物凄い想像力でもって空を飛べる事もあるそう。さらに従来のキックボードに比べて90%以上の軽量化に成功。おまけに、ちょっとした床掃除にも使えるとくれば、人気の出ない訳がない。店で見かけたら、即ゲットだ。
ダイソー広報部:古川氏のコメント「おかげさまで改名以来、大人気のキックホーキ。現在中国の工場で懸命に生産しております。もうしばらくお待ち下さい。新商品のキックライター、キックプラスチックケース、キックタワシ等すべて100円で発売中ですので、よろしくお願いいたします。」

      

   

    

おしまい。


2000/06/13 「5秒後の世界」

             

かなり秘密の事なんだけれど、僕には超能力があります。どうやら予知能力というらしいよ。こういうと皆羨ましがりますが、ホントはそんなに良い事でもないんだな。だってたった5秒後の事しか分からないんだから。

     

宝くじじゃあ、弓矢が回転するボードに突き刺さる5秒前に番号が分かったって、売場のおばちゃんは、もう売ってくれません。競馬だって最期の直線に入ったあたりで1着が分かるんじゃ、意味が無いのです。このように金儲けにはむいて無いみたい、僕の超能力。

       

あ、授業中には、先生が次に誰を当てるか分かるので、構える時間があります。「次、僕だ」5秒だからあんまり意味無いよ。教科書バタバタめくったりして。テストなんか、問題用紙を表にむける5秒前には、いつも確信してます。「やまがはずれた」

       

でも、じゃんけんは強いよ。あんまり強いから、たまにわざと負けたりしてね。わざと負けるって、むつかしぃ!

       

だーれーかーを好きになっても、結果が分かっちゃうんで、声をかける前に失恋です。連敗街道爆進中。あんま傷つかなくっていいんだけど。いいんだけど、物足りないなぁ。もっと、こう、その落ち込んだり慰めたり励ましあったり立ち直ったりって感じの感情を使いたいです。なんだか事務的なんだよね。「あ、あらそう、んじゃ」って感じで。

      

それが、どうもねぇ。最近「くっ、おやっ?!」って感じなんですよ。「おっこれは!」って。僕、ガソリンスタンドでバイトしてるんですけど、そこの同じバイトの女の子なんだけれど。どうも、うまく行きそうなんですよ。バラ色の5秒後が見えるんですよ。まいったなどうも。たぶん、ここから僕の運気も急上昇ですよ、たぶん。

         

この、まったく意味の無いと思っていた超能力が、凄く具体的に役立つなんて、びっくり。今、バイト中なんですけどね、今日告白しようと思ってるんですよ。まいったなぁ。緊張するなぁ。

            

そうそう、この前なんて△△××●●###●△△××

今、すごい5秒後見えたんですけれど。(5秒前)

なんか、ヤバいんですけれど。(4秒前)

あの、もう、あの、あれ?(3秒前)

あは。あははは。(2秒前)

あは。伝えてください。無理?(1秒前)

あははは。あの娘に、伝えてください。無理ですか?あは・・・・

     

       

          

          

物凄い勢いでガソリンスタンドに突っ込んだその大型トラックは、給油中の車、スタンド従業員、ルパンのバルーン、景品のティッシュ箱、風になびくノボリ、故障車の下で油まみれの作業員等を、一切合切存在しなかった物に変えながら、休憩コーナーのガラスの1cm手前で停止したらしい。幸いにも、店内にいた他の従業員、パイプイス、自販機、ワイドテレビ等に、損傷は無かったらしい。家のローンの為に寝る間を惜しんで広島に向かっていたトラック運転手は、ラジオから月の歌が流れたので、ついつい空を見上げてしまったらしい。近所の小学校では地震だと勘違いした教員が、生徒を机の下に避難するよう促したらしい。超能力青年がノンブレーキで突っ込む大型トラックから逃げるには、5秒では全く足りなかったらしい。

   

おしまい。


2000/03/09 「Let it be」

   

昨年の春、彼達2人は結婚しました。それは友人であるボクから見ても実に幸せそうで、雨上がりでキラキラひかる水滴が木々の新緑を過剰に引き立たせる中で行われたガーデン結婚式&披露宴は、形にとらわれず、自由で爽やかで何より楽しげで、ボクなんか調子に乗って「Let it be」なんて歌ってしまったりして。

     

「あ、うん。そうそう。ちょっと聞いてくれる?一人で抱え込むと何だか凹んじゃって、うん。もう、ンガーって感じ。あのさあ、去年、友達の結婚式で Let it be 歌ったって言ってたでしょ? あれ?言ってなかったっけ。あ、えー、歌ってんな、ボクが。カラオケ無いなんていうから、わざわざネットでMIDIデータを落としてテープに録音して、持参やで。マイカラオケ持参。かなりやる気。んで、行ってみたらスピーチなんて2人ほどしかやんないの、イベント系皆無。歌唄ったのボクだけ。なんじゃこりゃ。恥ずかしかったー。はやりのガーデン挙式みたいなやつ。うん。青空の下で、皆でニコニコ祝福ムード満点。ボクの歌さえなければ完璧やったな、あの式は。もう幸せそうで、ホロッときたね。良かった良かった。へ?何?キャッチ?あ、うん。待ってるわ。

      

タララララーン タラララララタララララーン チャンチャン
タララララーン タラララララタララララーン
(戦メリのテーマ)

     

ん?あ、ええの、今?そうそう、えーと何処まで話したっけ?そうそう、結婚式。良かったんよね。ホテルとかの格式張ったのじゃなくて。うん。そいでね、あれこれ忙しくて全然連絡出来なかったんよ。そいつに。まあ、その内遊びに行くわ、なんて言っててそのままって感じ。あんま新婚さんとこに押しかけるのも、どうかと。ちょっと遠いとこだし。んで、この前、ふと思い出して電話したんよ。もしかすっと子供でも出来てるかと思って。なにげにね。そしたら、どーよ。別れたっつーのよ。これが。去年の年末に。もうガガーン。ナンデなんで?あんまりしつこく聞くのも気がひけるんだけれど、どうも何か言いた気だったんよ、ヤツが。うん、そんな気がしてんな。でね、えーっと、どう言ったらいいんかなぁ。あの、つまり彼女には男がおったと。は?でしょ?はぁー?やんねえ。職場の同僚らしい。それでね、その事が発覚したんが、新婚旅行中だって。えらい時にカミングアウト。遅いっちゅーねん。もうヤツは、怒ってねえ。当り前やん。なんじゃそりゃあ。んで、旅行帰って来てから婚姻届だす段取りだったんだけれど、もう気持ちをはっきりさすまで、出さないって事になったらしく。うん。それでね、彼女もはっきりさすのかと思いきや、だらだらと、忘れられんといった様な事を言うらしくって、もう新婚も何もあったもんじゃない。何だそれは!もう、お話になりませんって状態だったらしい。そりゃそうだ。で、何で結婚したんよ!って問い詰めたら、その時はあなたの事が好きだったとか、何とかもう、ウギャーってなって、ヤツも訳わかんなくなっちゃって、もう辞め辞めってなったらしい。日本語通じませーーん。もうパニパニ。でね、結果的に婚姻届、出さずじまいって事は、結婚してなかったって事でしょう?したら、あの結婚式は何だったんだ?ボクのLet it beは何だったの?ねえ?どう思う?これって。」

     

彼女の事を、幼稚だとか責任感が無いだとか批判するのは容易いんだけれど、なんだか人間の心の奥に潜む闇の部分のお話って感じで恐くって。どう考えても彼女にとって大変な状況に追い込まれる選択なわけですよ、それって。大事な友達も沢山呼んだ上で式まで挙げてね。いや、まあその友人や知人への説明は何とか誤魔化せるにしても、こう誰かと交わす約束ってのは、結局自分との約束でもあるわけじゃないですか。その部分を裏切ってしまった彼女は、これからいったい誰をどれだけ信じて、誰にどれだけ信じてもらって生きていくつもりなのかと。
そして、その目茶苦茶な選択をさせてしまう「恋愛」っつー病気は、悪魔と天使が手を繋いで気まぐれにゴチョゴチョ遊んでいる様な酷く残酷な病気なんだなあと、思いましたね。もう恐ろしいですよ。ゾッとしますよ。結婚式で見た彼女の父親の涙は、どーなるのだ。
まだ彼女は良いわけですよ。自分で選んだんだから。何もかもを捨ててその彼氏と、シベリアでもアフリカでも何処でも行ってもらって結構なんですが、問題は僕の友達です。もうねえ、救いが無いよ。ボクも30年近く生きているわけですけど、かける言葉がひとつも見つからなくて。
「人に期待すると酷い目にあう。だから人には期待しない」って、かつて誰かが言ってましたけれど、それにしても、結婚式までして、いや、それに伴うあれやこれやといった雑用うんぬん、かなりのパワーがいったと思うんですよ。そして、ここまでしたんだからって、だれだって相手も自分の事を思ってくれてると期待するでしょう。期待っつーか、もうそんな事当り前やんって。
彼がこれから先、ホントの意味で人を信じられる日が、訪れるのかどうかなんて、ボクにはさっぱりわかりません。もう、励ますとか、そんなレベルじゃなくて、そういう事があった、それが現実なのだから、そういう事もある世界にボク達は生きているんだなあ、くらいの事しか言えなくって。

ボクは基本的に恋愛って自由だと思うし、既婚者であっても誰か他の人を好きになってしまう事だって、あって当然の事だと思う。それってきりが無いから。次々なんて言ってるときりが無いし、どんどん駄目になっていくでしょ、いろんな事が。誰かと交わした約束は自分との約束でもあると思うから、それは、それだけは破いちゃだめでしょう。世間体とか抜きにしても、自分との約束を破ったら終りですよ。一度やっちゃったら終り。だから出来ない約束はしたら駄目でしょう。なーんて偉そうな事言ってみたりして。
ホントはもっと軽い感じで書くつもりだったのに、随分つまらなくなってしまった。自分の事は棚に上げまくり。
だからといって、予防なんてもんはおそらく無理だし、対策たてるってもんでもないし、人間なんてそれくらいいい加減に出来てるもんだし、お互いそんな選択をしてしまう可能性は五分五分でやってくしか無いのならば、大切な人の手をしっかり握っておく事くらいしか、出来る事なんて思い付かないのだけれど。

うひゃあ
何が言いたかったのか、さっぱりわからなくなってしまった。
そいでは
混乱したまま、さようなら。

      

おしまい。


2000/02/24 「3えもん」
     

普段は全く顔を見せないくせに、こんなどうでもいい時に姿を現しちゃったりして、まったく。どうなってるんだボクの「負けん気」。
もっとこう、競争社会に生きるサラリーマンとして、その気力はそちらに活かせないものか。出世とか、売り上げとか、いろいろあるでしょう。ライバルとの駆け引きみたいなものが。

ま、それは仕方が無いとして、特に最近気になるのは、寝る前に存在していた「明日こそは早目に起きてコーヒーでも飲みながら新聞でも読んで、ちょっと贅沢な出勤前のひとときを!」みたいなコンセプトを達成させようといったモチベーションは、何処に行ってしまうのでしょう。寝ている間に、いったい何処に消えてしまうのでしょうか。
あの、寝汗がどうも怪しいと勘ぐっておりますが、いかがなもんでしょう。その仮説が正しいのなら、ボクのパジャマなんてもう、やる気の塊ですよ、たぶん。そのパジャマがジャブジャブ洗濯されて、排水として川から海へ、そして最終的にトビウオあたりがボクのモチベーションの力でもって飛び跳ねる訳です。ジャッブーン。
んで、汗に混じってモチベーションが染み出るとするなら、肉体構造的には、モチベーションを排泄物と見なした訳で、そういう構造に人間を作った神様に文句の一つも言いたくなります。「どうして、朝のテンションを下げるような構造に人間を作ったの?イジワルー!」

ひっさびさの「ホント」なんで、すっかり調子が狂ってしまい、どんなだったかすっかり忘れちゃってますけど、かといって過去のを読んでも、参考にならないと感じるところをみると、こんな感じでいいんでしょう、たぶん。

なんだか話しがあっちこっち行ってますけど、そうそう「負けん気」だ。
今日、仕事から帰ってきて、どうしてもそれを手に入れたくて、寒い中自転車かっ飛ばして行ってしまいました。水道橋筋商店街。目指すはCDショップ。だけれど欲しいのはCDではなく、ルパン三世。いやね、店の前に置いてある訳ですよ、そのルパンのガチャガチャが。

で、前回のチャレンジでは、「銭形のとっつぁん」→「五エ門」→「五エ門」と出まして、「1銭2えもん」だった訳です。そりゃあ、ルパンが欲しいでしょう。あと不二子ちゃんも。その時は1人じゃなかったんで諦めましたけれど、今回は1人での勝負ですからね。もう、とことん勝負です。

で、着いたは良いけど、やっぱり1人は恥ずかしい。こんな時に思いますね、子供が欲しい。子供さえいれば、「いやーまったく、しょうがねえなぁ顔」して、「ほい、どれが欲しいねん」等と子供の頭をこつきながら、世間体的にはまったく問題無く時間をかけてガチャガチャできるのですが、如何せんヒトリボッチ。世の夫婦と呼ばれる人達が、生涯に渡って金をせびられ反抗され、あげくのはてには山姥メイクしたり「バイク欲しい」などと言われる事が分かっているのに子供を作ってしまうのは、きっとこういったシチュエーションで楽する為だと確信しました。「家に子供がいる風の男」や「親戚の子供に頼まれた風の男」を背中だけで演じる力は、まだ持ち合わせていないのが残念。
あれこれ考えながらも、いざコインを投入すると、周りの事などどうでもよくなりまして、はい。





1パン3不二1次元2銭3えもん

     
       
おしまい。


2000/02/07 「1mmの定義」
(息継ぎせずに一気にお読みください)

      

このところずっと人に会うたびに問い掛けつづけた疑問として「1mmの基準って何?」というのがありまして例えば手持ちの定規だって何かを基準に1mmを決めて作られている訳でその大本は何だろう絶対定規みたいな物があるんだろうかと聞き歩いていたのですが誰からも納得いく答が出ずに疑問符は大きくなる一方でところが昨晩眠ってしまう直前のまどろみ辺りで彷徨い中についに分かった「ボクが失ってしまうもの」と「ボクが守りきれるもの」とのふたつの距離は丁度1mmの長さでコクヨなんかではそれを基準に定規など作ったりしてるのでしょうきっとそんな事を言う時は出来るだけ寂しそうな瞳で遠くを見つめながら。

    

     
おしまい。


2000/02/04 「ブラインドタッチ」

         

みなああんこんばんは、dashdesu.
kyou今日は皆さんに僕にのブラインドタッチのミョギを披露しようと思い、こうしてキーをたたいております。トントン、。
もう流石てって感じです、。僕くらいにmpなるとバックスペースを使わずにしrしすrs入力できます。
あとは、クエッションマークの位置だな。<>???今、分かりました。
特打で、練習したかいが、wるってものよ、。あ、wると、うってしまた。しmstsって。やはり時は金なり。そじに目在り。ちゃう、障子に目在り。ボケをかんでどうづる。
これでこのページのこしんこうい更新ペースもあがrでhそう。効率化とう言葉が目に浮かびます、。
あの凄く速く打てる人って人間の思考すp−いどすぴースピードを超えてると思う。自動書記みたくて、かっこいい。脳が理解する頃には、すでにもにやモニターにかき出されている感じが、なんだかとってもサイバーチック。それを目指しておりますが、もう既に達せゐだれたといえよう、。

ぎゃぎゅぎょ

づいませんいきなり、ぎゃ行の練習してもました。

            

おしまい、。


2000/01/31 「僕とドトールと間違いと」

      

「私の先祖の誰かが[おはよう]という言葉を発明したの。だから未だに私達一族は、その著作権で生活出来てるって訳。皆が「おはよう」と挨拶するたびに、私達一族にロイヤリティーが入るのよ」
「でも、挨拶に金銭のやりとりがある訳じゃないのに、何故ロイヤリティーが発生するんだろう?」
「そんな事は、どうだっていいの。大事なのは確かに私の先祖が[おはよう]を発明したっていう事実だけ」
「まったく信じられないね」
「信じる事に意味なんてないわ。だって、実際毎日何千万という大金が銀行に振り込まれてくるんだから」

          

全店舗を調べた訳ではありませんが(そんなの無理だって)なんとなく感じる事は、ドトールコーヒーの座席は落着く事が出来ないように設計されているって事で。隣との距離がやたらと近い。横長ソファーには、その長さにふさわしくない大量のテーブルが置かれ、買物袋を持ったおばちゃん等は、その隙間を通れないほどの狭さです。お隣と自分の荷物の間にすっぽり挟まれる感じで座って飲むカフェラテが美味しいはずもなく、左右が気になって読書にもまったく向きません。客を効率よく回転させる為にあれこれ計算されていそうで、そう考えると悔しくて意地でも長居したくなるから人間って不思議。不思議大好き。
冒頭の文章は、斜め向いのテーブルに座るカップルが話していた会話の要約です。(ただし想像)
そしてパラパラと新聞を拾い読み。

業界側弁護士、秘密のはずのDVD暗号コードを公開
DVD暗号を破るコードを公の目から隠しておこうと訴訟を起こした業界側の弁護士たちが、間違って暗号のソースコードを公開の裁判書類にしてしまった。これでこのコードがウェブ中に広まったのは間違いない。140KBのこの文書をウェブ上に置いたあるサイトによると、既に2万1000人以上がダウンロードしたという。業界側は困った立場に立たされるかもしれない。

そんなすっとぼけ弁護士を雇った業界側は、困った立場に立たされてもしかたがありません。もしかするとその弁護士はサザエさんだったのかもしれません。もしくは「絶対人に言わないで」と念を押しながら、全員にしゃべってしまう小学生だったのかもしれません。ハイテクだニューメディアだと小難しい事をいっても、所詮サザエさんや小学生が弁護して、案の定そそっかしさをフルに発揮している世界です。案外間抜けなハイテク事業。たいした事無いぞ、どうやら。

     

夜道を自転車で走っていると突然、青白い閃光と共に1匹の地球外生命体が現れました。

「コンバンハ」
「はい、こんばんは」
「ワレワレ ハ クーデールセイジン ダ」
「はい、そうですか」
「チキュウジン ノ セイタイチョウサ ニ ヤッテキタ」
「それはご苦労様です」
「ワレワレ ノ ブンメイ ハ チキュウ ノ スウバイ ススンデイル」
「それは、すごいですね」
「ソノキニナレバ イツデモ チキュウ ヲ シハイデキル グンジリョク モ アル」
「羨ましいかぎりです」
「オマエ ビビッタカ?」
「はい、びびりました」
「ビビッタナラ オマエ ワレワレ ノ チョウサ ニ キョウリョク スルカ?」
「はい、びびったので協力します」
「チキュウジン ナニサレルト イチバン コマル?」
「地球人と言ってもいろいろあるので、一般的な答となると、難しいです」
「ナラバ オマエ ナニサレルト イチバン コマル?」
「はい、僕は無視されると、たいへん困ります」
「ワカッタ オマエ ムシ サレルト コマル チキュウジン ムシ サレルト コマル」
「もう、どうしていいのか分からなくなる位、弱ります」
「ワタッタ ワレワレ チキュウジン ムシ スル チキュウジン コウフク スルマデ ムシ スル」

そう言い終わったとたん、すさまじい勢いで上空に吸い寄せられるように、彼は消えていきました。僕が他人に無視されると困る、弱るというのは紛れも無い事実なんだけれど、結果的に僕はこの地球を救った事になるのかもしれません。それは、隠れたファインプレーだと思うから、誰かに評価されるような事では無いのだけれど。

            

やっぱり狭いぞドトールコーヒー。隣の席の疲れた感じのOLのバッグが、僕のひざに寄りかかってきて、危うく倒れてきそうになるのを左手でブロックしながら、上記の文章を書きました。
右となりの学生は一生懸命問題集を解いています。僕も試験勉強を装いながら、実際書いてたのはこんな文で、「ねえねえ読んで」と見知らぬその学生に声をかけそうになったのだけれど、そんな事したら彼の集中力を根こそぎ奪ってしまいそうな気がしたので、おとなしくしていました。
多分世の中のシステムとしてその受験生は「正解部門」担当なのでしょう。そしておそらく僕は「間違い部門」担当なのでしょう。世界のしくみのバランスを維持する為、または正解の価値を高める為、はたまた正解ばかりじゃ息苦しくって、僕はもうしばらく「間違い部門」担当で在ろうと心に決めたのでした。
       

     

おしまい。
      


2000/01/21 「僕とミスドとお代りと」

      
        

どうも妙なマークが点灯しているのであった。

      

駅前のミスドでコーヒーのお代りを頼むと、店員の女の子がついでに他の席の人にまで「お代りはいかがですか?」と店中を隈無く聞き回るのは、マニュアルにそう示されている為だろうか?それともその店員が共産主義者で僕だけにお代りが注がれる事に、政治的イヤイヤ感を感じる為だろうか。カウンターの向いの席に座る受験生らしき女の子は、コーヒーのお代りを聞かれる度に断わり続けている。その対応はむしろほっておいて欲しいといった態度ですらある。どうか私に構わないでオーラを放ち続けている。にもかかわらず件の共産主義者は僕がコーヒーを頼む度に、彼女にも笑顔でそれを薦めるのだ。

             

少し前にスプーンという腕時計を購入した。その形状を小学生風に説明すると、黄色くて縦でも横でも時間が見れてボワ〜ンと細長いやつである。そのボワ〜ンとした細長いやつは、最近のデジタル時計の無駄な機能をつけるといった風潮の例にもれず、たいそう無駄な機能を装備している。しかし用も無く駅の伝言板は読んでもマニュアルは読まない僕に、その時計の機能を全て把握しているはずもなく、さらに時間を正確にあわす事が出来たという事実にいたっては奇跡に近い事であろう。だがしかし、それは奇跡に近いが奇跡ではない。何故なら時間はその時計を購入したショップのお姉さんが、おせっかいにもあわせてくれたからである。

         

夕方だというのに店内は空いていて、まったりとした空気が店中に漂っている。1番の問題は、おそらく今このミスドでコーヒーを飲んでいる客が、僕と向いの女の子だけであるといった点にあった。これは僕がお代りを頼みさえしなければ、向いの女の子は誰にも邪魔されず勉強に集中できる事を意味している。僕はもう3回もお代りをして読書をし続けていた。その3回共、彼女は頑にお代りを拒否した。僕が「すいません」と店員を呼ぶ度に、向いの女の子の肩が震えているような気がする。ため息のようなものが聴こえたような気さえする。考え過ぎかもしれない。しかし、人は時にミスドで考え過ぎるものなのである。

       

時間を知る事さえできたなら、それは時計としては合格であるといえよう。たくさんついたボタンも意匠の一部と捉えれば、こころなしか贅沢な気分すら味わえる。それにマニュアルを読んでいないだけに、もしかしたらとんでもない機能が付いているかもしれないといった、期待に胸を踊らす事もできる。皆様にもマニュアルなど是が非でも読まない事をお勧めする。

     

誰か新しい客がやってきてコーヒーを注文し、さらに必要な迄に店側にお代りを要求し、彼女のいら立ちの鉾先を一人占めしてくれる事を祈った。しかしその願いは、中学生の時に好きだった女の子がもしかして向こうも僕の事を好きだったら簡単で良いのになぁといった願いと同様に、てんで叶わないのである。この日、神戸市灘区一帯には、ミスドでコーヒーを飲むのを良しとしないムードのようなものが、存在していた。僕はまだまだここで読書をしたいし、その為にはコーヒーをお代わりしたい。ドトールでなくミスドを選択したのはお代り自由システムに引かれての事なのだから。

       

ボワ〜ンとした細長いやつの表示画面に妙なマークが点灯している事に僕が気付いたのは、4杯目のコーヒーを飲み干した時であった。なにか地図記号でいうところの灯台のようなマークが点灯している。アラームONのマークがベルのような形である事は、購入直後にいろんなボタンをめっちゃくちゃに押してみた経験によって認識している。この灯台マークはその時の試行錯誤では表示されなかった類いのマークだ。これはこの時計の新たな無駄な機能に出会える数少ないチャンスであるといえよう。今こそ潜在能力を雇い主に見せつける時がやってきたのだ。僕はそのボワ〜ンとした細長いやつを腕から外し、良く見える様にこちらに向けてテーブルに置いた。

       

向いの席の女の子に変化が起きた。彼女の携帯がキャン・ユー・セレブレートを奏でだしたのである。店内での携帯電話は、どちらかというと迷惑という事になっている。僕は形勢を逆転できるかもしれない。他のお客様の御迷惑になっているにも関わらず携帯電話で話をする女の子と、それを迷惑に思う他のお客様という立場を利用して、といった事での形勢逆転ではない。彼女が今時、着メロにキャン・ユー・セレブレートを入れているという点で、僕の方があきらかに有利な立場に立ったといえるであろう。案の定その女の子は簡単に電話を済ませ、逃げ出すように店を出ていった。着メロの選択がいかに大事であるかという良い例であったと思う。思うと書いたのは、単に彼女は急用が出来て店を飛び出した、という可能性が僅かながら考えられるからである。

      

楽しみにボワ〜ンとした細長いやつの新機能のお披露目を待つ僕に、ある不安がよぎった。たとえばその新機能が、軽快なファンファーレと共にクルクルと回転しながら宙に舞い上がる機能であった場合、どういった態度で対処すべきであろうか。若しくは、僕の勤める会社で仕事中に課長が言い放つ、信じられないくらい大量のそれでいて意味不明な独り言が、知らぬ間に全て録音されていて、それが今風のブレイクビーツにのせてラップ調に再生されるといった機能の場合、やはり「チェケナッ」等と言いながら腰の1つも振るべきなのであろうか。その時、手はピストルの様な形で誰かを指差す素振りを見せる必要があるのだろうか。これは知らず知らずの間に、かなりの緊急事態に陥っていると考えるべきであろう。ここで前言撤回させていただく。皆様には緊急事態に備え、マニュアルを熟読しておく事をお勧めいたします。

       

女の子が店を出ていった直後に入れ代わるように入ってきたヤンママ4人衆は、こともあろうに4人ともコーヒーを手にもって御着席。店内に響き渡るデジベルでもって展開される旦那の愚痴が最高調に達した時、彼女達のコーヒーのお代りが店員に告げられた。件の共産主義者は4人衆のカップ各々にコーヒーを笑顔で注ぐと、主義を主張するかのような堂々とした態度で僕に歩み寄りこう告げた。「お客様、コーヒーのおかわりはいかがでしょうか?」
僕はその主義を完全に否定する訳では無いが、今の気持ちとしては受け入れる事は出来ない。何故なら僕は無宗教・無政党でここまでやってきたのだから、という意味を込めて「結構です」と断わった。4人衆の放つ旦那の愚痴は、僕が読んでいる本の少なく見積もって10倍以上おもしろくて、とても本なんか読んでいられない。しかしながら黙って聞いていると、それは旦那よりあなたの方に責任があるのでは、等と意見したくなるので精神衛生上よろしくない。
店を出る事にする。

    

ボワ〜ンとした細長いやつを腕にはめようとして、ふと思った。この灯台のマークは店で買ってそれからずう〜っと、昨日も一昨日も、ずう〜っと点灯していたのかもしれない。そう、初めから。そう考え出すと、そういう気になってくるから不思議である。不思議であるというより、おそらくずっと点灯していたのであろう。自身の記憶力に疑問を抱きつつも、店を出る他に術はない。
外は、耳が引きちぎられる程の寒さであった。

      

人は時にミスドで考え過ぎるものなのである。
      

    

おしまい。

    


2000/01/14 「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」

     

<注意>
しゃれの分かる人だけ、御入場ください。↓

おしまい。


2000/01/13 「ニセ成人」

      

20代最後の成人の日を、ニセ成人としてすごす。少しというか大分強引に思える行動も、3人いれば大丈夫。だって誰かに責められたとしても、相手が2人以下なら多数決で勝利。神様なんて9歳くらいは誤差として扱ってくれる程度の心の広さがないと勤まらない仕事。

時刻が夕方だったので、成人式あがりの成人になることにする。HとKと僕の3人はスーツを着込み、とりあえず西宮戎へ。すごい人の数で、ニセ成人だろうがなんだろうが、いきなりどうでもよくなる。そしてすぐに、ホントの成人はこんな日にこんな所に来ない事に気付く。だってほとんど見なかったもん、振り袖の人やスーツの人。(あの女性の着ける白くてワサワサしてるマフラーもどきって何物?異常に毛足の長いワサワサ装備の人は、やっぱり階級が上なのでしょうか?)そりゃあ来ないよ、もみくちゃになるもん。

「えーマグロ附近は大変混雑しております。足元にお気をつけてお進みください」
警備員の兄さんが真顔で「マグロ附近」なんて言うもんだから、おかしくって。彼は家に帰ってから家族に言うね「俺今日、マグロ警備しちゃったよ」就職の時、面接で言うね「マグロ警備を少々」

で、誰も「おう!成人さんかい?」なんて声かけてくれないんで、つまんなくって場所移動。飯だ飯。成人にこっそり混ざって乾杯だ!
しかしながら居酒屋のチェーン店みたいな所に行っても、各々同窓会みたくなってて、かえって寂しい思いをしそうだと判断。
「まあ寿司でも食べますか」
車でウロウロと流しながら成人の居そうな寿司屋を探すが、そんなもん分からん。まったく分からん。んで、飛び込みでアットホームな雰囲気の店に入りました。

「かんぱーい!おめでとー」
なんて言ってると、店のおばちゃん絡んできたね
「あら、今日は何?成人式?」
「あ、う、そうです、はい。帰りです」
「おばちゃんなんか、10年前やわ成人式。ひゃっひゃっひゃっ!」
と、おきまりのボケをかまして盛り上がっております、おばちゃん。注文とった後も、向こうの方で常連さんらしき人達と話してます、成人式ネタ。ちょっと後ろめたい気分。あわてて生まれた干支を聞かれたらどうするかって事になって、こそこそ計算したけれど、どうもめんどくさくなって「僕らの時代には、そんなの無いんですよ」とバカのふりをする事にしました。バカって便利。バカバンザイ。

で、食べてる間に、酔いもまわってきて「このまえ食べた牡蛎があたった」や「出張で北海道行ってうまいもん食べたい」や「温泉行きたいねえ」等のおっさん話連発。(実際の内容はもっともっとおっさん話なのですが、僕を含む本人達の名誉の為に割愛させていただきます)おばちゃん、きっと怪しんでたね。でも、誰も傷つかない嘘って魅力的。
          

<以下、その時決まった企画> 

「修学旅行に行く。何故なら楽しそうだから」

懐古趣味なんかじゃなく、これからを力強く生きていく為に「修学旅行」に行こう、と計画。できれば男子女子合計40人くらいでバス借りて行きます。バスのガラスに架空の学校名を書きます。伊勢志摩あたりがいい感じ。で、煙草とか吸うのはトイレに隠れて。酒も表向きは禁止。ご飯は皆で食べるけど宴会じゃなく、各自部屋に戻ってからがホントの宴。どの部屋に遊びに行くかで、盛り上がります。あっもちろん浴衣じゃなくジャージですからね、なるべく駄目な感じのジャージ持参。出来れば色をそろえたいなあ。
急に仕事が入ったんで帰りますとか、だるいからタクシー使うなんて禁止。そうだ携帯電話の所持も禁止しよう。なるべく禁止事項が多いほど、それをこっそり破る楽しみが増えていい。ちゃんと旅のしおりを作らねば。
こういうのって企画倒れになりがちで、「おもしろそう」で終ったりするもんですが、僕達は本気です。企画を出して「それ良いっ!」って言ってるのと、実際にやるのでは天と地の差がありますから。
時期は春頃か。このオバカ企画に乗っていただける方、連絡待ってます。これは他人事じゃないですよ!このページ読んでいただいてる方、全員参加していただく勢いで書いてますよ。
もう今年から、そういうの参加していきましょう、ねえ。もう、ぜっんぜんつまんない可能性だってあるんですよ。しかし、これが価値観変えちゃうくらいの行事になるかもしれないんです、あなたの。
もし僕ら3人だけでも、やっちゃいますから。義務教育では無いので行動出来ない人は、おいていきますよ。少しの勇気で得るものは大きいはず!是非dashまでメールを。

       

店でお勘定の時「成人割り引きないの?」とダメもとで聞いてみる。
「うーん3人で10,100円やけど、10,000円丁度にまけとくわ」
3人別々に払おうとすると
「じゃあ、ひとり3,300円ずつで、ええよ」
やったね、3人で200円まけてもらいました。

ニセ成人効果:66.66円の得

         
    

おしまい。    


2000/01/12 「ガラムマサラの夜は深けて」

      

人間はカレーばっか食べて生きる事が可能なのでしょうか?
答えはインドを見れば解る。
毎日カレーばっか食べてると、どんな人間になるんでしょうか?
答えはインド人を見れば解る。

      

どんな料理にでもカレー粉を入れてしまったり、夜中の2時にマサラと格闘しながらチャイを作ったりするのって、ちょっとしたカレー効果。人類はカレーを発明した時点で、その存在価値があったというもんよ。インドやタイに代表されるエスニックカレー。上品なヨーロピアンカレー。おばちゃんがごっつい鍋でかき回し続ける給食カレー。家に近づいただけで早足になる母さんカレーと、次の日に食べる昨日のカレー。うどんのダシとの絶妙なハーモニー。パスタにからめてもイケル。ドライカレーのオムライスにカレーぶっかけたダブルカレーなんて、もう。

        

金曜の晩にトアウェストのトゥクトゥクで野菜カレー&ナン食べたのに、土曜の昼はJR三宮近くのガンダーラでチャマメカレー&ホウレン草カレー&ナン&ライスのハーフ&ハーフ&ハーフ食べてたりして。三度の飯よりカレー好き。たぶんボクの胃は、主人がインド人になってしまったと思って焦ってるな、きっと。カーストとかいろいろ気になってるんでしょう、今頃。このガンダーラのナマステセットは、2種類のカレー&ナン&ライス&サラダにヨーグルトと、チャイまでついて1000円ぽっきり(消費税含む)は安いぞ、このやろう。まったく嬉しいではないか、ナマステ。

毎日カレーばっか食べてると、どんな人間になるんでしょうか?

店員さんでもあり立派なヒゲのインド人でもある男は、レジで僕達に言いました。
「合計2000円、だと思います」
この謙虚な姿勢は毎日カレー食ってる効果。カレー作用。なかなか言えませんよ「だと思います」なんて、店員が。「絶対じゃないんだけれど、うん、たぶんね、たぶん2000円だと思うのさ」
彼は間違ってない。笑いそうになった僕の方が間違ってるの。

<チャイの作り方>2人分
1、手なべでカップ2杯分ほどのお湯を沸騰させてみる。
2、ボコボコきたら、ティースプーン大盛り2杯の安物紅茶を入れ、火を止めずに2分間ほど煮込む。
3、シナモン、カルダモン、ジンジャー等のマサラを勢い良く放り込み、グルグル混ぜ、さらに30秒ほど煮続ける。
4、カップ1杯のミルクを入れる。すると少し冷めるので、
5、また沸騰するのを待つ。
6、さらに待つ。
7、沸騰したら茶こしでこしてカップに移す。
8、これはやり過ぎ?ってくらいの量の砂糖を勇気の力で入れる。

   

おしまい。

        


2000/01/05 「振り返るまでもない1999年」
(リンクをクリックすると別窓で過去ネタが読めます。便利!)

       

ザッブーン、ザッブーン。

独りで夜の海岸に座って波なんて眺めてると、引き潮に吸い込まれそうで恐い感じ。ザッブーンと次のザッブーンの間に何回手をたたけるか、やってみる。
たくさんたたけ過ぎて何回だか分かんない。
この季節にはフナ虫君すらいないよ、まったく寒いぞ冬の海。缶コーヒーは開ける前までカイロだったのに、今や生ぬるくて不味いだけの褐色液体に。そもそも人間だって半分以上液体なんだから、コーヒーを飲むってのは色水遊びみたいなもの。もし体がスケルトン仕様だったらもっと楽しめる上に、胆石なんかも自分で簡単に見付けられていい進化だと思う。と、友人邸のスケルトン熱帯魚をみて思った。
今年の正月は、染の助染太郎を見る事なく終ったな。また来年まで見れないんだろ、きっと。あ、お猿の次郎も見てないや。だんだん正月が正月じゃ無くなってくのは、案外こんな所に感じたりして。
ふー今日のここまでのボクの勝敗は、3勝18敗くらい。こんな事じゃ昔の自分に申し訳ないよ。すまん。

         
よし、家に帰ろう。
来る理由がなかった海から、帰る理由はもっとないんだけど。

川沿いに上って行くと、公園がある。夏には毎日のように夕涼みに来る公園。さすがに誰もいないだろと思ったら、どっこい居たね。しかも、男女が向い合って殴り合い寸前で。ややこしいんでスピードあげて通り過ぎる。

このコンクリートリバーにも、不思議と魚が泳いでいる。君達は何処から来たの?何処に行くつもり?に喰われる心配がないだけ、長良川の鮎よりましな人生の、雑魚達。

自転車を酔っぱらい運転の真似や、ツール・ド・フランスの真似をしながら漕ぐ。あんまりな勢いだったんで、電信柱にぶつかりそうになる。な、なぜ道の中央に?

少し腹がへったんでローソンに立ち寄る。ふっふっ。ボクはもうポテチは卒業したのさ。チョコは卒業できてないけれど。不二家ROCOが、売り切れでがっくり。思わず声に出す「あーん、もう」

相変わらず「動物占い」は人気があって、パチもんまで幅を効かせてる。熱心に読む受験生風の彼が着てるブルゾンには「26」と書かれている。もう背番号始めたのか?君は。

そうだ、腹がへってたんだ。最近物忘れが激しくって。えーと飲み物も買っとけ。もちろんスプライト。ホントはチキンライスが食べたかったけど、そんなもの売ってないんでオムライスで辛抱する。デザートも食べたくなったけど、がまん。コンビニケーキは美味しくないよ。やっぱりケーキは「キッス・ガシャフィート」あ、でもこのフルーツポンチはうまそう。

後は家に帰るだけだ。この寒い中自転車漕いでると、手の感覚が無くなってくる。霜焼けになっちゃうよ。あまりの寒さに咳まで出だした。咳をしても一人。運転中に携帯が鳴って焦る。おかげで黒くて少しネチョネチョしたジェル状の不審物を踏みそうになる。アブナッ。おまけに出た電話は間違い電話。誰がスドウやねん。しかも、誤りもせずに切りやがって。デジタルでもアナログでも気持ちは通じないように出来ている、まったく。

       

やっと部屋が見えてきた。
辛い時、ヤバそうな時、ギリギリの時、ボクは声に出してこう言う事にしている。

「そーしかできなかったんだよーん」

ポイントは、ちゃんと声に出すってところ。
たいていの事は、だよーんの辺でバカらしくなる。
誰かの「そーしかできなかったんだよーん」に対する自分の対応も「そーしかできなかったんだよーん」
恐るべき事に、世界は「そーしかできなかったんだよーん」で、出来ている。
だからこんな真夜中に、1人で海に行っちゃったりして。

     

    

おしまい。


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